2024/10/16 15:42
「浅炒り」「深炒り」という言葉を聞いたことはあっても、その違いはよくわからないという方もいるかもしれません。
そもそも焙煎とは、生のコーヒー豆を炒って加熱するプロセスのことです。焙煎によって豆に含まれる成分が化学変化を起こし、香り、苦味、酸味、甘味といったコーヒー独特の風味が生まれます。
その加熱時間や熱の加え方など、どれだけ火を通すかによって大別したものが、浅炒り、深炒りといった「焙煎度」です。この焙煎度の違いによって豆の色や風味、味わいが異なるため、豆選びと同じく、味を左右する重要な工程といえます。
焙煎から行う販売所であれば、その場でお好みの焙煎を行ってもらうことできますし、手網(てあみ)などを用意すれば自宅で自家焙煎を行うこともできます。
焙煎の度合いによって適した飲み方も異なるので、ぜひそれぞれの特徴をチェックしてみましょう!
𖠚՜浅炒りコーヒー
浅炒りは、酸味が際立ち、フルーティーで明るい風味が特徴です。コーヒー本来の繊細な味を楽しみたい方には、ブラックコーヒーとして飲むのがおすすめです。氷を加えてアイスコーヒーにすると、爽やかで軽やかな酸味を楽しめます。
𖠚՜深炒りコーヒー
深炒りは、苦味とコクが強く、まろやかな甘味が引き立つのが特徴です。濃厚で力強い味わいを楽しみたい方には、少しミルクを加えたカフェラテやカプチーノがぴったりです。冬の寒い季節には、ホットミルクと合わせてホットラテにすると、コクのある贅沢な味わいが楽しめます。
それぞれの焙煎度に合った飲み方を試しながら、自分好みの一杯を見つけてみてください!